借金をする理由は色々ありますが、その大部分を占めるのが浪費による借金になります。浪費の中でも旅行費用のために借金するという方は結構多く、旅行先でお金を使いすぎてしまった結果、その借金が膨らんでしまって最終的に返済困難になるということは珍しくないです。
「お金がないなら旅行なんてしなければいいのでは?」と思う方もいますが、友人との付き合いや、卒業旅行など断りにくい誘いもあったりするので、単純に旅行に行かなければいいと割り切ることが難しい状況もあります。
また一度借金をしてしまうと、借金することへの精神的なハードルが低くなってしまうので、気軽に借金して旅行を繰り返すという事をやってしまったりします。
ではそんな浪費を含めた旅行などによって借金を作ってしまった場合には、どのようにして借金を返済していけばいいのでしょうか?
また旅行を含めた浪費による借金を滞納してそのままにするとどうなってしまうのでしょうか?
浪費や旅行による借金を滞納し続けるとどうなる?
浪費や旅行による借金だと、おそらく借入先は消費者金融だったり、クレジットカードのカードローンなどからだと思います。
こういった金融業者からの借金は返済を滞納すると下記のような状況になってしまいます。
- 督促状や電話などによる借金返済の催促を受ける
- 遅延損害金(延滞利息)が発生し借金の負担が増える
- 強制執行による資産や給料の差し押さえが行われる
督促状や電話などによる借金返済の催促を受ける
浪費や旅行によって借金をしてしまい、返済に行き詰ってしまった結果、借金を滞納してしまうと、当然ですが金融業者やカード会社などから督促状や電話による借金返済の催促を受けることになります。
借金を滞納しているのだから返済するように促すのは金融業者としては当然のことだと思います。
ただこういった返済の催促を受けると精神的なプレッシャーになるので、地味に精神的な負担になってきます。
闇金から借金してないなら、そこまで酷い取立ては行われないですが、滞納期間が長くなってくると、金融業者の対応も変わってくるので、できるだけ早めに借金問題は解決すべきです。
遅延損害金(延滞利息)が発生し借金の負担が増える
借金を滞納すると遅延損害金(延滞利息)が発生します。遅延損害金(延滞利息)は借金返済が遅れていることに対するペナルティのようなもので、金融業者から借金すれば当たり前のように発生する費用です。
遅延損害金(延滞利息)は返済が1日でも遅れると発生することになるので、返済が遅れるとそれだけ遅延損害金(延滞利息)が増えることになり、借金返済の負担が重くなっていくことになります。
遅延損害金(延滞利息)というペナルティーがあるからこそ、借金を滞納せずに返済しようと思うようになりますが、それでも返済できないような状況だと、遅延損害金(延滞利息)によって借金がどんどん膨らんでいくことになるので、悪夢のような状況になってしまいます。
強制執行による資産や給料の差し押さえが行われる
借金の滞納が数か月になってくると、金融業者などの債権者から一括返済を要求されることになり、返済できないと裁判になって、強制執行による資産や給料の差し押さえになってしまいます。
つまり滞納を続けると最終的には給料や資産などを強制執行で差し押さえになり、強制的に借金返済をさせられるということになります。
一括返済を要求されてもおそらく一括返済することはできないので、ここまで状況が悪化してしまうとほぼ強制執行による差し押さえは確定的という感じです。
資産はともかく、給料が差し押さえられると、借金のことが会社に知られるだけでなく、会社にも迷惑をかけることになるので非常に厄介です。特に金融関係の仕事をしている方だと、仕事上での信用問題にもかかわってきます。
旅行を含めた浪費が原因の借金で、仕事にまで影響が出てしまったら最悪なので、早めに対策を講じることが重要です。では具体的にどのような対策方法が考えられるのでしょうか?
浪費や旅行が原因の借金は債務整理で解決できる!
浪費や旅行などが原因の借金を返済できなくなってしまって滞納するような状況になってしまったら、早めに滞納問題を解決する必要がありますが、借金がすでに自分の返済余力を上回るような状況だと完済は難しいです。
そこで利用を検討したいのが債務整理手続きです。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理方法がありますが、それぞれ借金返済の負担を軽くすることができるので、債務整理することによって借金が減額されたり、借金を免除することが可能です。法的に借金を整理できるため合法的に借金を減らすことができます。
任意整理、個人再生、自己破産のそれぞれの特徴は下記を参考にしてください。
任意整理
任意整理は債務整理手続きの中で一番利用されている債務整理方法で、弁護士や司法書士に依頼することによって借金の利息が免除されたり、毎月の借金返済額を小さくすることができるという債務整理方法になります。
任意整理は裁判所を通さずに手続きすることができる債務整理方法ということもあり、手続き期間は個人再生や自己破産よりも短期に終わらせられるという特徴があり、依頼料金も債権者の数が少なければかなり安く抑えることができます。
また裁判所が絡んでこないため、会社や家族に秘密の借金の場合なら、会社や家族に秘密にしたままで借金を整理することも可能です。
債務整理の中でも比較的利用しやすい便利な債務整理方法だと思います。
任意整理をによる借金返済について初心者でもわかりやすく説明しています。任意整理を初めて利用して債務整理する場合の手続きの流れ利用条件などを解説しています。任意整理におすすめな弁護士や司法書士をまとめているので参考にしてください。
個人再生
個人再生は裁判所を通して行う債務整理方法で、私の感覚だと任意整理と自己破産の中間のような債務整理方法だと感じます。
具体的には借金の減額幅が任意整理よりも大きいけど自己破産ほどではないということです。個人再生の借金の減額幅は借金額や資産額によって異なっており、最大で借金を10分の1まで減額することが可能です。
つまり借金が3000万円あったとしてら借金を300万円まで減らせるという事です。これってかなり大きな減額幅ですよね。
ただ個人再生は任意整理のように借金整理の対象を選ぶことはできず、基本的に全ての借金が整理対象になります。
そのため整理したくない借金があった場合でも、その借金も整理対象になります。
例外で住宅ローン特則を利用すると住宅ローンは整理対象から除外可能です。
個人再生とはどのような債務整理方法なのか初心者にもわかりやすいように説明しています。個人再生の手続きの流れや利用条件を解説しているのでご覧ください。また個人再生の無料相談におすすめな弁護士・司法書士をまとめているので参考にしてください。
自己破産
自己破産も個人再生と同様に裁判所で手続する債務整理方法で、自己破産を利用して裁判所から免責を認められると借金返済の義務がなくなるという手続き方法になります。
つまり言い方は悪いですが「合法的に借金を踏み倒せる」という債務整理方法になります。借金が数千万円・数億円あったとしても自己破産で裁判所から免責が認められれば返済義務がから解放されるので、借金問題は一気に解決します。
ただ自己破産すると持ち家や自動車などの高額資産は没収されてしまうことになるので、簡単に利用できる債務整理方法ではないです。
また自己破産すれば必ず借金がなくなるというわけではなく、裁判所が免責を認めてくれることでようやく借金返済の義務がなくなります。
そのため手続きに失敗しないためにも自己破産に慣れた弁護士に依頼することがポイントになります。
自己破産とはどのような債務整理方法なのか初心者にもわかりやすいように説明しています。自己破産の手続きの流れや利用条件を解説しているのでご覧ください。また自己破産の無料相談に対応しているおすすめ弁護士・司法書士をまとめているので参考にしてください。
債務整理後に海外旅行が制限されることはある?
旅行などの浪費が原因で債務整理して借金を整理した場合に気になるのが、債務整理することによってパスポートの利用に制限が生じて海外旅行に行けなくなるのではないかということです。
パスポートの取得に債務整理の経験が関わってくるようだと、債務整理後に海外旅行に行けなくなるということもあります。
ただ結論を言ってしまうと債務整理をしたからといってパスポートの取得に制限が生じることはないですし、債務整理後に海外旅行ができなくなるということもないです。
ただ自己破産手続き中の場合だと、パスポートの取得は問題ないですが、海外渡航は制限されてしまうので注意が必要です。しかし自己破産手続きが終了し裁判所から免責を得れば制限は解除されます。
自己破産手続きの期間は同時廃止なのか管財事件なのかという手続き方法によって違ってきますが、半年くらいで手続きが完了することが多いです。
もし気になるなら手続きする際に弁護士や司法書士に手続き期間について事前に確認しておくといいと思います。
債務整理後は浪費癖を起こさないようにしよう!
旅行を含めた浪費癖によって借金を作ってしまった場合に懸念されるのが、債務整理後に浪費癖によってまた借金を作ってしまうということです。
せっかく債務整理で借金を整理することができたのに、浪費癖によってまた借金をしてしまっては債務整理をした意味がなくなってしまいます。
通常は債務整理後には信用情報がブラックリストに登録されるので、最低でも5年間は新たに借金することが難しくなるので、それが浪費癖の歯止めになると思いますが、どうしても浪費癖を抑えられない方は、信用情報がブラックでも借りることができる闇金に手を出してしまう方もます。
債務整理後にお金が借りられないということで闇金に手を出してしまうと、そのままずるずると高い利率で借金が返済できなくなる可能性があります。
また闇金は債務整理では問題を解決することができないので、別の闇金対応のしている弁護士事務所や司法書士事務所に対策を依頼せざる得なくなります。
浪費によって借金を作ってしまった場合には、債務整理後の金銭管理の方法についても考えるようにしましょう。
まとめ
旅行を含めた浪費などによって借金を作ってしまって返済できなくなるという事例は多いので、しっかりと債務整理などの借金整理案件に慣れている弁護士や司法書士に相談すれば問題を解決することは難しくないです。
ただ債務整理で借金を整理した後に、同じ浪費による借金トラブルを再度起こさないようにすることが非常に重要だと考えます。
債務整理は弁護士や司法書士に手続きを依頼すれば、ほぼ手続きを丸投げすることができるので負担はあまりないです。
それよりは債務整理後に残った借金返済する見通しを立てたり、浪費癖を出さないようにすることが課題になってくると思います。
当サイトでは浪費を含めた借金問題に関する無料相談を行っている弁護士事務所や司法書士事務所をまとめています。
メールや電話で気軽に無料相談を利用できる法律事務所をまとめているので、借金返済に困っているなら気軽に無料相談を利用してはどうでしょうか。
手元にお金が無くても債務整理は可能です! | |
お金がなくて借金返済できなくなってしまった場合に、債務整理で借金整理したいけど手元にお金がないので弁護士や司法書士への依頼費用が払えないという方も多いです。しかし債務整理は手元に全くお金がなくても大丈夫です。まずは無料相談から借金問題解決をきっかけにしましょう。 | |
債務整理が得意な弁護士や司法書士を探す! 都道府県別に債務整理や借金相談にオススメな弁護士・司法書士を厳選! | |
北海道・東北地方 | 北海道|青森県|宮城県 |
関東地方 | 茨城県|栃木県|群馬県|埼玉県|千葉県|東京都|神奈川県 |
中部地方 | 長野県|新潟県|静岡県|愛知県|岐阜県|三重県 |
近畿地方 | 京都府|大阪府|兵庫県 |
中国・四国地方 | 岡山県|広島県 |
九州・沖縄地方 | 福岡県|長崎県|熊本県|鹿児島県 |